細胞間脂質の隙間を埋めるセラミドが乾燥肌のケアに大切
ただし、細胞間脂質も永遠に生成され続ける訳ではなく、生成量は加齢とともに減少しますし、体調や栄養不足、間違ったスキンケアや合成界面活性剤などによって破壊されてしまいます。
また紫外線を浴びたりすると破壊されやすい面もあるので、紫外線機能を抑制するのはやはり普段からバリア機能を高めておく必要があります。乾燥肌だとやはり紫外線の影響でシミができやすい面もあるでしょう。
ですのでセラミドでメラニンを抑制していくことが大切です。乾燥肌自体を改善していくというのが一番大切ですが、メラニン抑制に良いセラミド化粧品を使用していくと効果的でしょう。
そうなると、隙間を埋めるものがなくなるので、角質細胞の並びは乱れてしまい、バリア機能も働かなくなって刺激をダイレクトに受けたり水分がどんどん蒸散していきます。このように、細胞間脂質が減少することで引き起こされるのが乾燥肌であり、細胞間脂質の半分以上を占めるのがセラミドなので、乾燥肌にはセラミドの補給が重要となるのです。
もちろん保湿成分という点でみれば他にも優れた成分はたくさんありますし、乾燥肌に必要なものもいろいろあります。
ですが、乾燥肌の場合はとにかくバリア機能を回復させて肌を守ることが第一なので、セラミドをメインに補給していくことが改善の第一歩と言えるのです。
