乾燥肌の根本的な原因はバリア機能の低下

乾燥肌の原因というと、加齢やスキンケア不足、洗浄力の強すぎる洗顔料やクレンジング、肌の摩擦、紫外線のダメージ、活性酸素による肌細胞の酸化などあらゆることが挙げられますが、根本的な原因となるのは肌のバリア機能の低下です。

 

肌のバリア機能とは、一次バリアとなる皮脂膜と、二次バリアとなる角質層にある細胞間脂質、そして天然保湿因子などの保湿成分によって構成されています。

 

皮脂膜が紫外線や外部の刺激物質や異物の侵入から肌を守り、角質層は肌の内部にある水分が蒸散しないように保持することで、肌の健康やうるおいを保つことが出来るのです。

 

ですが、あらゆる原因によって皮脂膜がダメージを受けたり、これらの保湿成分が減少して機能が低下すると保たなくてはいけない水分が蒸散してしまうため、乾燥肌が引き起こされてしまうのです。

 

つまり乾燥肌にならないようにするには、バリア機能を構成する皮脂膜を傷つけたり、細胞間脂質などの保湿成分を減少させないことが重要になるのです。